この記事では、フリーランスのイラストレーターである筆者が会社員からフリーランスになって1年目にやって良かったことを紹介します。
フリーランスになる前にやっておいて良かったことも以下の記事で紹介しています。
お金まわりの勉強
会社員は毎月の収入が安定していて福利厚生もある一方で、フリーランスはそれらがないためお金まわりのことについては会社員以上によく考えておく必要があります。
私がフリーランスになる前にやっておいて良かったことのひとつとして、"社会保険、税金の勉強"があるのですが、それらと合わせて固定費の抑え方、節税、資産運用などについても勉強し、毎年の目標収入額を設定できると良いと思います。
勉強方法については、今はそれらを解説した書籍やYouTube動画も多くあるため自身に合ったものを探して勉強できると良いと思います。参考までに以下に一例を挙げておきます。
ここからは私が実際に取り組んで良かったことについてお話します。
固定費の見直し
固定費には、家賃、光熱費、通信費、保険料、サブスク代など家庭によっても様々なものがあると思いますが、私はまずスマホの通信費を見直しました。
見直す前までは大手キャリアのプランに加入していたのですが、格安SIMのプランに変更することで毎月の支払額が5000円以上下がりました。
特にフリーランスになってからは在宅で自宅のWifi環境下にいることがほとんどであるため、格安SIMの中でもデータ通信料の少ない安価なプランで済んでいます。
iDeCoの移管と掛金の見直し
元々いた会社で企業型確定拠出年金に加入していたため、退社後に個人型確定拠出年金(iDeCo)へと移管手続きを行いました。iDeCoの掛金は全額所得控除され節税効果があるので、毎月の掛金も移管のタイミングで見直しました。
証券口座の開設
会社員の頃から貯金はある程度していたのですが、時間的な余裕がなかったこともありその貯金を運用することはしていませんでした。
ですがフリーランスになって時間を自由に使えるようになったため、投資で資産を運用してみようと思い証券口座を開設し、これも書籍やWebサイト、YouTube動画で勉強しました。
参考までに今までに読んだ書籍の中でのおすすめを以下にのせておきます。
現状私に大きく利益を出すスキルはないですが、約3年間で含み益も含めると100万円以上はプラスにはなっています。
ただし、こういった資産運用に関しては初期資産からマイナスになるリスクも当然あるので、行う場合にはそれをよく理解するようにしていただければと思います。
会計ソフトの導入
お金の収支管理と節税の観点から、できれば確定申告は青色申告で行うのがおすすめです。
そして青色申告を行うのに欠かせないのが会計ソフトです。
代表的な会計ソフトには以下のようなものがありますが、まずはお試しの無料プランで使ってみて自分に合いそうだと感じたものを導入すると良いと思います。
私はフリーランス1年目からやよいの青色申告オンラインを使って青色申告をしていますがスムーズに電子申告ができるのでとても助かっています。
新たなコンテンツへの着手
フリーランスになってから新たに始めたいことがある場合、メインの事業が軌道に乗った後だとなかなか工数を割けない可能性があるので、工数に余裕のある時期に動き始めると良いです。
私はイラスト制作以外の自身の新たなコンテンツとして、フリーランス1年目にこのブログとYouTubeチャンネルを開設しました。
新しいことに取り組むときには、勉強しなければならないことが多いので特に初動で工数が必要になります。私の場合フリーランス1年目は仕事が少なく工数に余裕があったため、新しいことに取り組むのには適した時期でした。
実際2年目以降に新たなコンテンツを立ち上げようとした場合には、まとまった工数を確保することが難しかったように思います。
フリーランスを長く続けるためにも事業内容を多角化して収入源を分散させることはとても大切なことなので、仕事のない時期にこそ将来を見据えた部分に力を入れられると良いのではないかと思います。
同業者との交流
上記の新たなコンテンツへの着手と同じく、同業者との輪も時間に余裕のあるときに広げられると良いと思います。
特に今の業種と異なる業種からフリーランスになった場合、仕事内容に関して相談できる人が周りにいない状況になってしまうので、不安なことの多い1年目から相談できる人がいると非常に心強いです。
同じくフリーランスで頑張っている仲間の存在を身近で感じられると精神的な支えにもなりますし、同業者との交流から仕事に繋がることもあります。
私はフリーランス1年目に交流をもったコミュニティの方々と今ではプライベートでも仲良くさせてもらっており、そのお陰でフリーランスを楽しく続けられていると言っても過言ではありません。