この度TouBox Tech inc.様よりTour Box Eliteに引き続きTour Box Liteを提供いただいたので、この記事では両者の違いを紹介しTourBox Liteについてレビューします。
▼ TourBox Eliteのレビュー記事
TourBox EliteとTourBox Liteの違い
EliteとLiteで大きく異なるのは以下の点です。
項目 | TourBox Elite | TourBox Lite |
---|---|---|
ボタンの数 | ホイール:3 ボタン:11 | ホイール:2 ボタン:6 |
PCとの接続方法 | Bluetooth または Type-Cケーブル(付属なし) | Type-Cケーブル(付属) |
電源 | 単三電池×2 | 上記有線による供給 |
価格 | ¥31,968 | ¥13,413 |
仕様を見てわかるようにLiteはEliteからボタンの数を減らして低価格にした下位モデルと言えますが、ここではボタンの数以外に実際に使用してみて感じた違いについて触れたいと思います。
触り心地
Eliteはボタン含め表面全体がシリコンのような素材でできておりソフトな感触でしたが、Liteではボタン含め表面全体がプラスチック素材でハードな感触になっています。
そのためLiteは少し滑る感触で、ひっかかりの感触があるEliteの方が上位モデルである分やはり触り心地が良いと感じました。
ただEliteは素材的にほこりが若干つきやすかったのですがLiteではその点は気にならなくなりました。
接続方法
EliteはPCとの接続方法が無線か有線か選ぶことができましたが、Liteでは有線のみです。
ただそれにより電池交換が必要であったEliteに対して、Liteでは電池交換は不要になりました。
Liteに付属のType-Cケーブルは変換コネクタ付きなので、PC側はType-CかUSBで接続可能です。
ケーブルの長さは150cm程度なので作業環境次第では延長ケーブルが別途必要になるかと思います。
どんな人におすすめ?
筆者個人としてはEliteよりもLiteの方が優れている点は価格以外は特にないと感じたので、予算が許すのであればやはりTourBox Eliteの方がおすすめです。
ただLiteはこの価格帯の左手デバイスとしては申し分のない性能なので、
- Eliteほどのボタン数が必要ない
- TABMATEよりボタン設定の応用が効く左手デバイスがほしい
- 触り心地や接続方法などで細かいこだわりがない
という方はLiteを選ぶのもアリだと思います。
特に同価格帯の代表的な左手デバイスにTABMATE2がありますが、モードの切り替えによってひとつのボタンに複数の設定を割り当てるTABMATEに対して、TourBoxは2つのボタンの組み合わせに設定を割り当てることができるので、この辺りの機能性が購入検討時の比較ポイントになるかと思います。
TABMATE2はTABMATEの後継モデルで、ボタン数は同じですが細かい部分の性能が改善されたモデルとなっています。