HUION(フイオン)は、低価格でありながら性能の良い液タブを出している海外メーカーです。
この記事では、イラストレーターである筆者が、HUIONのおすすめ液タブを紹介したいと思います。
HUION(フイオン)について
まずは、他のメーカーと比べたときの、HUIONの立ち位置について簡単に説明しておきます。
液タブ市場の構図
現在、液タブを販売しているメーカーは、大きく以下の6つです。
| 初心者~中級者向け | 初心者~一部の上級者向け | 中級者~ハイエンドの上級者向け | |
|---|---|---|---|
| メーカー名 | Ugee(ユージー) GAOMON(ガオモン) | HHUION(フイオン) XPPen(エックスピーペン) | Xencelabs(センスラボ) Wacom(ワコム)* |
*) 一部初心者向けの製品あり
メーカーごとにターゲットが異なり、上の表で右にあるメーカーほど価格帯が高くなります。
HUION製品は低~中価格帯のラインナップなので、初心者向けの安いものであれば3万円台~、中級者~上級者向けのものでもほとんどは10万円台以下です。
高性能・高価格帯のWacomに対して、他メーカーは価格と性能のバランスをとった商品展開をしています。
HUIONのシリーズ展開
HUIONは「初めて液タブを買う入門者」から「仕事で使う上級者」まで、幅広い層向けに製品を展開しています。
HUIONの液タブは、以下のようなシリーズ展開がされています。
| 名称 | 特徴 |
|---|---|
| Kamvasシリーズ | 初心者~中級者向け。 Gen3と付くものが最新機種。 |
| Kamvas Proシリーズ | 中級者~一部の上級者向け。 解像度、発色性能、描き心地などがKamvasシリーズよりも向上している。 Gen3と付くものが最新機種。 |
HUIONとXPPenはターゲット層が同じなので、製品のラインナップもよく似ています。
HUION製品の描き心地
液タブの描き味は、メーカーごとに特徴があります。
下の図は、実機を触った筆者の主観ですが、Wacomを基準にしたときの各メーカーのペンの滑りやすさを表したものです。

HUIONは滑りにくい描き味が好きな人に向いています。
HUIONのおすすめ液タブ5選
ここでは、HUIONの中でも、特にお値打ちだったり価格と性能のバランスがとれた製品を5つ紹介します。
<低価格16インチの名機> Kamvas 16 (2021)
作業のしやすさの観点から、個人的に液タブのサイズは16インチ以上がおすすめです。
この製品は、低価格ですが十分な性能をもっており、低価格帯16インチの人気商品です。
ただ、解像度がフルHDなのと発売が2020年と少し古いため、現在はセール時には3万円台で購入可能です。
同価格帯で13インチの最新モデル「Kamvas 13 (Gen3)」もありますが、シンプルなタッチの絵柄でない限りは、16インチのこちらをおすすめします。
<価格と性能のバランス◎> Kamvas 16 (Gen3)
同じ16インチサイズでも、解像度が2.5K以上だと細かい作業もできるようになります。
こちらは16インチ2.5Kの製品で、以前レビューしたこともあるのですが、仕事でも使うのにも十分な性能をもっています。
ただ、描き味だけは価格なりなので、専用のペーパーライクフィルムを貼ることをおすすめします。
フィルムを貼ると滑りがよくなり、Wacomの描き味に近づきます。
フェルト芯も合わせれば、さらに滑りをよくすることもできます。
フィルムとフェルト芯込みで、16インチ2.5Kの中では非常におすすめの製品です。
<10万円以下の22インチ> Kamvas 22 (Gen3)
こちらは22インチ2.5K解像度で、描き味や発色性能も良い製品です。
22インチあれば、サイズで作業時に不自由を感じることはほぼありません。
この価格でスタンドまで付いているので、価格と性能のバランスが非常に良い製品です。
22インチに2.5K解像度は、細かい作業時に人によっては気になるポイントなので、気にならない人にはコスパ抜群の製品だと思います。
解像度を重視したい場合は、サイズが小さくなり価格は上がりますが、4K解像度の「Kamvas Pro 19 (Gen3)」が良いでしょう。
「Kamvas Pro 19 (Gen3)」は従来のペンの引っかかりがなく、滑らかな描き心地になっているので、描き心地重視の人にもおすすめです。
<型落ちでお値打ちに> Kamvas Pro 24 (4K)
こちらは24インチ4K解像度ですが、2021年発売と少し古いので、その分価格が下がっている製品です。
セール時には10万円近くまで下がるので、24インチ4K製品としては破格だと思います。
上級者向けのモデルなので、型落ちでも基本スペックは高い水準にあります。
安くハイスペック製品を用意したい場合には、こういった型落ち商品も狙い目です。
<画質・描き心地◎のハイエンド機> Kamvas Pro 27 (144Hz)
24インチ4K製品には、最新モデルに「Kamvas Pro 24 (Gen3)」があります。
しかし、実機を見ると、解像感が他の4K製品と比べて若干良くありません。
そのため、HUIONで24インチ以上の最新モデルを検討しているなら、こちらの製品がおすすめです。
近年のHUION製品は実機を一通り見ましたが、この製品が最も画質が綺麗で滑らかだと思います。
また、描き味もHUION製品の中で最も良く、フェルト芯と組み合わせれば、Wacomの描き味にもかなり近いように感じました。
サイズは27インチと大きく多少値も張りますが、HUIONの中では最も高性能な製品です。


