22インチよりもさらに大きな画面で描きたい場合に選ぶのが、24、27インチサイズの液タブです。
この記事では、イラストレーターである筆者が、24、27インチ液タブを比較しおすすめを紹介したいと思います。
24、27インチ液タブを選ぶときの比較項目
24、27インチ液タブ一覧
以下は、現在各メーカーの公式ストアで購入できる24、27インチ液タブの一覧です。
以前は32インチの製品もありましたが、現在販売されている製品では27インチが最大です。
| メーカー | 製品名 | 発売時期 | 解像度 | 筆圧レベル | 応答速度 | 色域カバー率 sRGB / Adobe RGB |
|---|---|---|---|---|---|---|
| HUION | Kamvas Pro 27 (144Hz) | 2025/12 | 4K | 16384 | 5ms | 99% / 98% |
| Kamvas Pro 24 (Gen3) | 2025/10 | 4K | 16384 | 14ms | 99% / 99% | |
| Kamvas Pro 27 | 2024/5 | 4K | 16384 | 14ms | 99% / 98% | |
| Kamvas Pro 24 (4K) | 2021/7 | 4K | 8192 | 10ms | 98% / 95% | |
| Kamvas 24 Plus | 2021/10 | 2.5K | 8192 | 14ms | - | |
| XPPen | Artist Pro 27 (Gen2)
| 2026/3 | 4K | 16384 | 5ms | 99% / 99% |
| Artist Pro 24 (Gen2) 4K
| 2024/10 | 4K | 16384 | 14ms | 99% / 99% | |
| Artist Pro 24 (Gen2) 165Hz
| 2024/10 | 2.5K | 16384 | 11ms | 99% / 99% | |
| Artist 24 Pro
| 2020/12 | 2.5K | 8192 | 14ms | - | |
| Xencelabs | ペンディスプレイ 24インチ *1 | 2023/5 | 4K | 8192 | 1ms | - / 99% |
| Wacom | Wacom Cintiq 24 *2 | 2025/6 | 2.5K | 8192 | 12ms | 100% / - |
| Wacom Cintiq Pro 27 | 2022/10 | 4K | 8192 | 10ms | - / 99% |
*価格はセールなどで変動するのでリンク先で確認してください
上の表で色の付いた製品が、本記事でおすすめする液タブです。
24、27インチは上級者向けの製品のためどれも高額ですが、価格帯は、Wacom>Xencekabs>HUION≒XPPen の順になります。
24、27インチサイズで液タブを選ぶときは、価格に加えて、主に以下の項目を見ると良いでしょう。
解像度
24インチ液タブの解像度には、以下2種類があります。
- 2560×1440px(2.5K、WQHD)
- 3840×2160px(4K)
24インチに2.5K解像度は粗く見えます。
24インチを購入する方はそもそも上級者だと思うので、解像度は妥協せず、4Kを強くおすすめします。
現在発売されている27インチ液タブの解像度はすべて4Kです。
描き味
24、27インチの液タブは、どのメーカーも基本的に、他サイズの製品より描き味が良くなっています。
スペック表の筆圧レベルや応答速度もあまり差がないので、実際に触ったときの感触が重要です。
特に、ペンの滑りやすさにはメーカーごとに特徴があります。
筆者が実機を触った感覚としては、Wacomを基準としたとき、HUIONは滑りにくく、XPPenは滑りやすいです。
Xencelabsは、WacomとXPPenの間といったところです。
どの描き味が自身に合っているかは、家電量販店などで実機を触ってみるとよいです。
発色性能
24、27インチの製品は、発色性能もスペック表上はあまり差がありません。
ただ、最終的な色作りは各社の色が出るので、最終的な判断は実機を見ての個人の好みになると思います。
また、一部キャリブレーション機能が付いたモデルもあるので、色にこだわりたい人は候補に入ってくるでしょう。
色にこだわる人はとことんこだわりますが、筆者はそこまでなので、24、27インチ帯の製品であれば、個人的にはほぼ差はないかなと思います。
リフレッシュレート
24、27インチの製品では、リフレッシュレートを売りにした製品があります。
リフレッシュレートが高いほど、画面の表示が滑らかになります。
実機で見たときには確かに描き心地が良く感じるので、わずかな差までこだわりたい人は、高リフレッシュレートのモデルを選ぶのも良いでしょう。
以上を踏まえて、ここからは24、27インチのおすすめ液タブを紹介していきます!
24、27インチ液タブのおすすめ3選
<型落ちを狙うなら> Kamvas Pro 24 (4K)
まずは、できるだけ費用は抑えて24インチを購入したい人におすすめの製品です。
こちらは4K解像度の24インチですが、2021年発売と少し古いので、その分価格は下がっている製品です。
セール時には10万円近くまで下がるので、24インチ4K製品としては破格だと思います。
予算が限られる場合には、こういった型落ち商品も狙い目です。
<24インチ4Kなら> Xencelabs ペンディスプレイ 24インチ
XPPenからは2024年に「Artist Pro 24 (Gen2) 4K」が、HUIONからは2025年に「Kamvas Pro 24 (Gen3)」が24インチ2Kとして発売されています。
しかし、これらは実機を見比べるとわかるのですが、他の4K解像度の製品よりも若干解像感が落ちて見えます。
これは、ガラスの表面処理や信号処理の違いなどが原因のようで、スペック表の数字からはわからない部分です。
そのため、個人的には上の2製品はあまりおすすめではありません。
新しいモデルの24インチ4Kなら、Xencelabsの24インチがおすすめです。
実機に触れましたが、描き味はWacomに近く、ファンレスなのも魅力的な製品です。
また、この製品には、ハードウェアキャリブレーション機能が付いたモデルもあります。
色にこだわりたい人は検討すると良いでしょう。
<スペック表ではわからない解像感がある> Kamvas Pro 27 (144Hz)
上で触れたように、スペック上の数字からはわからない解像感があります。
この製品は「Kamvas Pro 24 (Gen3)」と同じ4Kで、サイズはそれよりも大きいですが、画質は粗くならずむしろ綺麗に見えます。
近年のHUION製品は実機を一通り見ましたが、この製品が最も画質が綺麗で滑らかだと思います。
また、描き味もHUION製品の中で最も良く、フェルト芯と組み合わせれば、Wacomの描き味にもかなり近いように感じました。
「Wacom Cintiq Pro 27」は倍近い価格で、そのハイエンドな性能を使いこなせる人も少ないと思うので、ここではこちらの製品をおすすめします。
迷ったときはレンタルサービスを使うのも手
Rentioでは、新品の製品をレンタルすることができます。
気に入れば、レンタル料との差額を支払って、製品をそのまま購入することも可能です。
\ WacomとXPPenの取り扱いがあります /
